MKVって胸キュン?
MKVは動画のコーデックではなく「コンテナ」、つまりただの入れ物。この中に既に出来上がっているAVIやら字幕やらを入れるわけだ。
- 数多くの形式の動画を格納できる
- 音声を複数格納できて切り替え可能
- 字幕も表示可能で切り替え可能
- カラオケのように徐々に文字の色を変えることもできる
- しかもフォントファイルを埋め込める
- チャプターを設定できる
- ファイルが途中までしかなくても再生可能
メニュー機能が不完全なところを除けば、DVDと大差ない機能を所持している。
だってのになんでこんなにマイナーなん? と思ってしまうのだが、基本的に動画という時点で伝えたい情報はほとんど伝わってしまう。
それでも無理なら字幕なりなんなりを用意するわけだが、ごく普通に動画を扱う立場からすれば、そこまでする必要も暇も金も無い、となるんだろう。ただ、それはそれで多少なりとも損をしている場合もある。
例えば、ここに公開を控えた動画があるとする。あとはロゴマークを動画の頭に数秒表示させるだけで完了となる。
今までなら、ロゴマークを動画の1コマ内に埋め込むことでロゴを表示することができたが、仮にロゴに変更があった場合は、また最初から動画をエンコードし直すはめになる(これをハードサブという)。
だがコンテナを利用すれば、ロゴの画像を格納しておくだけで、動画の再圧縮無しでいつでも好きなときに好きな場所に好きなだけ表示させることが可能になる(これをソフトサブという)。ロゴを変えたくなったら中の画像ファイルを置き換えるだけでいいし、タイミングを変えたかったらタイミングを記したテキストファイルを数バイト書き換えるだけで済む。
ハードサブだと動画にあらたな文字や画像を埋め込んでしまうので、容量が膨れあがってしまう。容量の面でもコンテナは有利に働くのだ。
MKVは動画だけでなく音楽の扱いにも有利に働く。アルバムからWAVにリンピングしたらMP3なりOGGなりにしたあと無圧縮ZIPあたりで固めている人が多いと思う。
MKVなら音楽ファイルだけでなく、それらをCUEシートで扱いつつ歌詞を入れてジャケットの画像を入れてと、もうなんでもありの状態になる。
こんなに便利なのに流行ってないのは、必要性の少なさとGUIフロントエンドの分かりづらさだろうか? 言語が英語というだけで手を出し辛いと思う人がいるのも確かだし。あまりインターフェースをごてごて飾るのは嫌いだが、そうでもしないと一般受けしなさそうな分野でもある。慣れれば格納するファイルをドロップしてボタン押してハイ完成なんだがなぁ。
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2005
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