もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド

もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド

任天堂のロゴマークを疑いたくなるほどに毒々しいパッケージとぶっ飛んだストーリーとあまりにもひどい開発者インタビュー

ゲームの内容はアトリエライクなアイテム収集+加工に、ゼルダ風味な探索を加えたような感じ。

とにかくお金を集めるのが目的で、人助けの報酬、アイテムの売買等を行ってお金を集める。集めたお金をルピーの泉に捧げることで活動範囲が広がり、さらにお金を稼ぐことができるようになっている。

アイテム収集と合成部分は、微妙に作業ゲーじみているわけなのだが、材料の配置と巻き込めば巻き込むほどウハウハな戦闘システムに加え、地図の作成、新たなアイテムが手に入ると活動範囲が広がる等、ある程度フィールドワークが苦にならないように考慮されている。

さらにボス戦。発売前からネタになってたパンチアウト。他にシューティングもあったりする上に、これらが良くできてて結構楽しい。

が、んなことはどーでもよく(よくないけど)、真に素晴らしいのは世界観。

もうね、任天堂の黒さ全快。何をするにも金・金・金! 「金は命よりも重い・・・!」というセリフが頭をよぎるほど金にまみれている。

人助けやら何やらで、ちょっとイイ話だな~という展開で終わったと思ったら、「お礼の言葉なんかよりもこっちのほうがいいんだろ?」といった感じで金額交渉に突入するという展開がステキすぎ。

他にもHG風な男からスコップを購入して、ひたすら地面を掘りまくってたら、ふと脳裏をよぎる、あのメッセージ。

「キャーッ!!ほって!!ほって!!どんどんほりまくって!!」

あの頃からこのようなシチュエーションの為だけに用意していたというのか、任天堂は・・・!

プレイすればするほど、これが全年齢対象且つ任天堂から販売されているというカオスっぷりに気づく。よく通ったよ、これ。任天堂お得意の遠まわしな卑猥な表現も満載なのに。

見た目で判断すると後悔するゲームだな。全体的にしっかり作りこまれたRPG(でいいのか?)だわ。随所に盛られたプレイヤーを飽きさせない配慮の為に、最後まで楽しくプレイできた。

変なゲーム、バカゲー、雰囲気ゲー好きにはピッタリだろう。世界観に馴染めず、真面目にゲームとしてとらえるような人には向いてないと思われる。そこらへんを踏まえるといいだろう。

それと、時のオカリナをプレイしているなら、ゲーム中にちょっと幸せになれる。人によっては泣くかもしれん。