「デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王」が神ゲーな件

※ただし前作プレイ済みに限る

前作の不満がほぼ解消

単調だったアクションが大幅にパワーアップ。基本的にガードと数段攻撃だけだったのが、ガード、緊急回避、弱・強攻撃、銃弾無限化とけん制に特化、数パターンに派生する多段攻撃、仲魔の召集と保護、などなど、取れるアクションが増えた。

固定だったカメラもライドウに追従するようになり、ズームも手伝って動きが大きくダイナミックに見えるように。さらに与えたダメージの累計をデカデカと表示するようになったのが合わさって、実に爽快感溢れる戦闘パートとなった。

戦闘システムにもかなりテコ入れ。召喚コストが廃止され、MPも廃止。全員共有のMPとしてマグネタイトが設定され、これを管理しながら戦うことになった。

敵悪魔の弱点を付くと一定時間硬直し、その間に攻撃を仕掛けることでマグネタイトを吸収することができる。弱点を突くことで大ダメージを与え、さらに硬直している間に全員で攻撃し、使用量をさらに上回るマグネタイトを手に入れていく。

仲魔の仕様も改善。最大7つのスキルを所持できるようになった。さらに思い出特技という戦闘補助スキル専用の枠が作成され、こちらはプレイヤーが任意でスキルを設定できるようになっている。

スキル枠が7つになったおかげで継承の手間が改善。今までだったら有用なスキルを大量に継承するまで○×で結果を吟味していたが、今回は戦闘中に使えるスキルが4つまでなので、デフォルト所持と合わせて4つスキルが決まれば良くなり、結果的に合体の手間と敷居が下がった。

不満を解消しただけでなくストレスをほとんど感じさせない設計は見事。素晴らしいとしか言いようがない。

シナリオパートでのテンポの悪さ

捜査スキルを使うために頻繁に仲魔を出し入れしなければならないのは前作同様。スキル使用後に仲魔が一言喋ってくれるが、その間の2秒程度一切の捜査が固まる。この硬直は移動中に発動するスキルも同様で、小さいながらも積もり積もってくると微妙にストレスが溜まる。

メッセージ速度が遅いのもテンポの悪さに一役買ってしまっている。恐らくメッセージウインドウ背部のキャラクターの動きを変えるためだとは思うがスキップ速度が異様に遅い。ボタン連打に毛が生えた程度。

戦闘パートも完璧というわけではない。ゲーム中盤以降になると戦闘開始時に現れるスロット。プレイヤーが止めることができないのに結構な時間リールが回る。また、あるシステムのバランスを取るためだろうが、不意打ちの確率が体感で多く感じられる。

両方とも数秒だが、これも積もり積もって微妙にストレスが溜まってしまう。

これらのテンポの悪さは戦闘パートが実に良くできているだけに目立ってしまうのが残念だった。

女神転生がアクションになったら

「女神転生がアクションになったら」という要望に、2作目にしてようやく応えるに足るゲームになったのではないかと思う。

スキル継承が楽になったのでお気に入りの仲魔を好きなスキル構成で作りやすくなったし、合体することで次から次へと蓄積することができる「思い出特技」という、まるで魔神転生2のようなものも追加された。

そして、真・女神転生3以上に細かく描かれるようになった悪魔グラフィック、復活した悪魔会話とそれに伴う性格付け。自己主張する仲魔達。これらによって、久々に「仲魔と一緒に戦う」感が復活して、より一層仲魔に愛着が沸くゲームとして仕上がっている。

神ゲー?

そう思えるぐらいに素晴らしいほど改善されているので、前作経験者ならプレイして損は無し。むしろプレイするべき。

前作未経験なら凡ゲー~良ゲー。

どちらを買うべきか

通常版はサントラ付き、プラス版は真・女神転生3 ノクターン マニアクス クロニクルエディション付き。

もしマニアクス未プレイならどう考えてもプラス版一択。この値段でライドウに神ゲーが付いてくるなんて破格にも程がある。

デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus(真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション同梱)

デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王(初回生産版)(葛葉ライドウ対アバドン王 サウンドトラックCD同梱)

余談

情報が出た当時は「マニアクス同梱版がプレミア化して手に入らなくなるかも知れん!」と思って取り扱い開始したコナミスタイルで真っ先に予約したら元祖さんのとこで限定版が初回生産数10万本、さらに年内発注受付で在庫潤沢でズコー、というオチだった。

まあ、こんだけ流通すれば暴騰しないだろうからいいか。