たまにやるならこんな良ゲー「ブレスオブファイア5 ドラゴンクォーター」

プレイ時間 : 70時間超

クリア状況 : 1週目1/4達成済み

ブレスオブファイアシリーズ第五作目且つ初のPS2ということで期待されていたが

  • ブレスオブファイアらしからぬ内容
  • 急激に上昇する難易度

等の理由により瞬く間にワゴンへ。今では500円以下のワンコインで買えてしまう。

だが、果たしてそこまでひどいゲームなのか? という疑問が沸いたので実際にプレイしてみることにした。

難易度は決して高くない

このゲームではPETSと呼ばれる独自の戦闘システムが用意されている。基本はロマンシングサガに代表されるシンボルエンカウントなので、敵に触れれば戦闘となる。だが、PETSはそれに加えて、エンカウントに至るまでに様々な方法で戦闘に影響を及ぼすことができるシステムだ。

例えば、プレイヤーはトラップをしかけることで敵シンボルをある程度誘導することができる。エンカウントの回避や、後述するトラップの為に一カ所に集めたりすることができる。

敵シンボルへ影響を与えるトラップというものが用意されている。移動中に敵シンボルにトラップで攻撃すると、戦闘時のHPを減らしたり、状態異常にすることができる。極端な話、戦闘前に10個ほど攻撃アイテムでダメージを与えれば、ほとんどの敵は通常攻撃1発で倒せてしまうほど瀕死にすることができる。

また、移動中にこちらから敵シンボルに対して攻撃アクションを行うことで、100%先制攻撃が可能になる。さらに、戦闘終了後には戦闘の評価に応じてボーナス経験値を得られる。より少ないターンで、少ない被ダメージで、より多くの敵を倒すほどボーナス経験値は膨れ上がる。

そしてPETSは経験値ボーナスを容易に得るためのシステムとして機能する。肉で一カ所に集め、爆弾で瀕死にして、先手を取って範囲魔法ないしトラップで1ターンキル。たったこれだけで大量の経験値が手に入る。

大量のボーナス経験値 大量のボーナス経験値。普通にエンカウントするとボーナスは5%~10%となる。

そして、ブレスオブファイア5はこのシステムを前提にバランスが取られていると言っても過言ではない。中ボスですらトラップの餌食になってしまう以上、はっきり言って、まともに戦うだけ時間と戦力の無駄である。

ブレスオブファイア5は敵との位置取りやトラップの仕掛け方などを考えて、いかに効率よく敵を一掃していくかという、一種のパズルゲームになっている。コツコツ成長させていくようなRPGなどでは断じて無い為、普通のRPGの感覚でプレイしようものならかなり辛いことになるだろう。

難易度が高いと言われる理由

ではなぜ、このようにプレイヤー側が圧倒的に有利になっているにもかかわらず、難易度が高いと言われたか。

それは、チュートリアルが無かったからだ。

一応、最初のダンジョンに挑む際に簡単な説明はされるが、それだけである。あとは解説一切なし。なので、PETSを意識せずに進むとひどい目に遭ってしまう。

PETS解説1 PETS解説2 PETS解説3 ゲーム内で数少ないPETS解説。これだけ。

それに加えて敵が再出現しないという稼ぎ不可能な仕様、宿屋等の回復施設が無い、厳しいアイテムの所持制限、ゲーム全体を通した時間制限等。どう好意的に考えても一見さんお断りな内容に見えてしまう。

しかし、そのようなことはなく、救済措置が多く用意されており、PETSをちゃんと利用すれば引き継ぎ無しの竜変身未使用で1週目をクリアするのが十分に可能なバランスになっている。

総評

ブレスオブファイア5 ドラゴンクォーターは「気付きのゲーム」だ。気付けば気付くほど有利になってサクサク進む。

発売当時はブレスオブファイアシリーズの続編を期待していた人が多かったにも関わらず、それを裏切るような内容だった。加えて前述した非RPG的な要素とバランスのおかげで途中で投げてしまった人が多かったのではないだろうか。

もちろん、ダメなところも幾つかある。チュートリアルの不備はその筆頭だ。しかし、それらを差し引いてもクソゲーやがっかりゲーと呼ばれるにはあまりにも不憫な出来だ。特にエンディングは素晴らしく、必見。

正直、ブレスオブファイアの続編として見なければ十二分に楽しめるゲームなので、中古ゲーム屋等でみかけたら是非一度手に取ってみて欲しい。なにせ今なら1コインだ。懐があまり痛まない。

ブレスオブファイア5 ドラゴンクォーター

興味を持った人へ ~進行のアドバイス~

爆弾は戦闘中に使うと大ダメージ

移動中と戦闘中はトラップのダメージが異なる。爆弾の場合は序盤の敵はほぼ即死。中盤以降も余裕で半分近く削れることも。

こちらからエンカウントすると敵が少し吹き飛ぶので、壁際に爆弾を仕掛けて、その手前に肉をしかけて、爆弾のほうへ吹き飛ばすようにエンカウントしよう。

ニーナでエンカウントすれば、炎属性の魔法で攻撃すると爆弾が誘爆してくれるので、歩く必要が無いので楽。敵が密集していて爆弾を点火できないなんてこともない。

アイテム使い放題

戦闘中に何度アイテムを使っても行動力を消費しない。極端な話、一撃で殺されなければ毎ターン全回復することが可能。

序盤の未鑑定装備は必要無い

基本的に鑑定後即売りしてしまってOK。ただし、

  • 移動距離アップ
  • 好きなスキルを入れられる盾
  • トレジャーボックスに入っている未鑑定装備

これらは売らないように。あと、大抵店で揃うので、道具欄を圧迫するようなら捨てても良い。

ぶっちゃけると、このゲームで防御力はあんまり意味ないので、やろうと思えば防具無しでも問題無く進行可能。ただ、盾にはいくつか有用なスキルが存在するので、例え一番弱い盾しか持ってなかったとしてもスキルの為に最低一つはキープしておこう。

肉をケチらない

肉は安いので、大量に買って安全に敵を一カ所にまとめよう。まとまったら爆弾等で削る。その後爆弾をしかけてもいいし、ニーナでエンカウントして魔法で一網打尽にしてもいい。

店を見かけたら常に30~40個はストックしておきたい。爆弾も同様に。トラップは回復アイテムより重要。

弱点を意識する

序盤のダンジョン、氷結廃道の直前では、全ての敵の弱点となるプラズマメーザーが売っている。

弱点はリンの技能でいつでも確認できるので常に意識しよう。

嫌な敵はスルー

全ての敵と戦う必要は無い。トレジャーキーを守っていなさそうなら時間とトラップの無駄。スルーしてしまおう。全滅させても特典は何もない。

先制攻撃の注意

リュウ : 振りが速く、範囲が横に広い。あまり敵が吹き飛ばない。

ニーナ : 振りが遅く、相手がかなり吹き飛ぶ。

リン : 超射程だが1体しか狙えない。着弾まで時間がかかる。相手はほとんど吹き飛ばない。

ニーナとリンは肉がきかない相手にエンカウントする場合、多少慣れが必要。

仕切り直し

エンカウントミスで戦闘時の初動がまずい場合は、一度逃げてしまおう。部屋の入り口からになるが、一定時間は敵がこちらに気付かない状態になるので、逃げるなり普段当て辛いニーナでエンカウントするなりしよう。

パーティ経験値

攻撃時に必要なAPは全て10の倍数なので、APが68とかだったら、1・2レベル上げるだけで攻撃回数が1回増えることになる。あと一撃で倒せるのにターン終了という状況は頻発するので、こういったキャラに優先的に経験値を与えよう。

困ったときの竜変身

極端な話、強制戦闘以外全ての戦闘を逃げても竜変身を上手く使えばラスボスを含む全てのボスを撃破可能。まさに最終兵器。その割には使用制限にかなり余裕がある。中盤以降はバンバン使っても問題無い。