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ニンテンドーDSのゲームプレイを実況配信する方法
目次
はじめに
最近、ニコニコ動画のおかげで、ゲームプレイの実況配信という行為が広まってきました。ニコニコ動画の生放送サービスがそれに拍車をかけたようです。
以前ニンテンドーDS(以下DS)の録画方法を記述しましたが、その延長でDSのゲームプレイを実況配信することも可能なので、配信するための覚え書きをここに記します。
解説に利用する環境について
あくまで一例ということで、私が録画に使用しているLogicool Qcam Pro 9000で解説していきます。
マイクによる実況では、オンボードサウンドのReltekサウンドコントローラーを利用します。ASUS製のマザーボードだとこれの場合が多いようです。
DS本体はDSiを利用します。できればDS Lite以上にしましょう。画面の綺麗さが段違いです。
webカメラの設置
webカメラの設置については、ニンテンドーDSのプレイ画面を録画する方法を参照してください。
プレビュー用ソフトウェアの選択
AMCap
手軽にプレビュー・録画ができます。シンプルですが機能は少ないです。とにかく映像が出ればいい時や、カメラが競合してしまった時に利用しましょう。
PecaTV
プレビューのみで録画には対応していません。ウインドウ枠の消去、スクリーン端へのスナップ、ビデオデバイスの設定・変更、ffdshowフィルタの適用などなど、配信に役立つかなり多彩な機能を備えています。このソフトをメインに使用します。
ふぬああ
こちらもffdshowフィルタに対応しています。また、プロファイルを保存することで各種設定を一発で呼び出すことができます。録画用としても大変優れています。
少しでも綺麗に見せるために
録画であれば、後からフィルタ等でいくらでも綺麗に加工できますが、配信となるとリアルタイムでいかに綺麗に表示するかで配信された映像の綺麗さに差が出ます。
PeCaTVとふぬああにはffdshowフィルタを利用してWebカメラの映像をリアルタイムで加工する機能が備わっているので、少しでも綺麗に見せたい場合にffdshowフィルタは必須となります。
Webカメラの設定
デバイス設定ダイアログ
ここからは実際にPecaTVを使ってWebカメラの設定を行います。PecaTVを起動して右クリックメニューから[デバイス設定]を選択しましょう。

デバイス設定ダイアログの右にある「キャプチャ」ボタンを押すとキャプチャーピンダイアログが表示されます。
キャプチャ設定ダイアログ

画像の通り、FPSを30.00、解像度を640×480にしましょう。
次にカメラの設定です。デバイス設定ダイアログに戻ったら左のフィルターグラフと書かれたリストから[Logicool Qcam Pro 9000]を選択して[プロパティ]ボタンを押すと、webカメラの設定ダイアログが表示されます。
Logicool Qcam Pro 9000のプロパティダイアログ
ズーム/フェース トラッキングタブ

基本的にいじりません。拡大・縮小及び縦横位置の調整はビデオレンダラーの設定で可能ですし、なによりこちらでは細かい設定ができません。
デバイス設定タブ

基本的にデフォルトのままで、フォーカスだけいじります。色合いが気になる場合はホワイトバランスもいじります。
自動にチェックを入れると被写体に合わせて自動で調整してくれますが、ゲーム画面の場合はシーンに応じて変わってしまうので、極力自動にはしないでください。
詳細タブ

自動ゲインコントロールも撮影環境で変わってしまうので極力オフにします。
露出は1秒間に撮影するコマ数及び明るさになります。1/30 [s]だと、1秒間に30コマ(30fps)という意味になります。fpsが多ければ多いほどコマ数が増えますが、画面が暗くなります。逆に少ないと明るくなりますが、動きがカクカクになってしまいます。最高でも1/30にしましょう。
画像を反転は必要ならチェックします。設置の関係で逆さにカメラを吊しているような場合には有効です。
ちらつき防止は60 Hzにします。これで画面の波が軽減されます。
画像強調はあまり効果が見られないので、オフのままでいいです。
フォーカスの調整
実際にDSとカメラを設置して画面を映しながら画質を調整してみましょう。
上がゲーム画面へフォーカスを合わせた状態、下がわざとフォーカスをずらした状態です。

フォーカスが合っているとドットもよく見えますが、縦縞が発生してしまっています。これはDSの液晶のドットとドットの間にある溝です。フォーカスを合わせてしまったことにより表示されてしまっています。
そこで、わざとフォーカスをずらすことによって縞の発生を抑えることができます。そのかわり画面が少々ボケてしまいます。このボケた画面を、今度はffdshowフィルタで修正しましょう。
ビデオレンダラーの設定
右クリックメニューのビデオレンダラーを開くと、初期状態では[Video Mixing Renderer 7]が有効になっていると思います。7はCPU負荷が低いですが、SCFH DSFで取り込むことができないので、9のほうを有効化します。
9を有効にすることで、右クリックメニューの映像入力調整から[パンスキャン]が選べるようになっているはずです。ここでは映像の表示位置を設定したり、拡大縮小させることができます。
Webカメラの設定ダイアログから弄るよりも細かく設定できるので、こちらを利用しましょう。
ffdshowフィルタを表示させる
[デバイス設定ダイアログ]を開きます。恐らく左のフィルターグラフ一覧に[ffdshow raw video filter]が表示されていないと思われるので、まずは表示されるようにします。
リストの下にある[フィルター追加]ボタンを押すと[フィルター追加ダイアログ]が表示されます。

右上の[DirectShowフィルター]から[ffdshow raw video filter]を探し出します。見つけたら[追加↓]ボタンを押すことで下の[追加するフィルター]リストに追加されます。チェックを入れて[OK]を押しましょう。

無事にフィルタが追加されました。続けてリストから[ffdshow raw video filter]を選択して[プロパティ]ボタンを押して設定を行います。

ffdshowフィルタ

まずはシャープネスを選択します。ラジオボタンで4種類ぐらいのシャープを選択できますが、プレビューを見ながら気に入ったものを選ぶと良いでしょう。
さきほどのフォーカスをずらした画像(左)にフィルタを当てると右の画像になります。

縦縞が残ったので、ゆるーくぼかしをかけるとこうなります。

まあまあ良い感じになりました。
AviSynth
ffdshowフィルタの中ではAviSynthも利用することができます。これを利用することで、ffdshow以外の様々なフィルタを利用することができるようになります。どのようなフィルタがあるかは下記リンク先を参照してください。
マイクによる実況
まずはマイクを用意しましょう。全方位型と単一指向型の2種類ありますが、全方位型はマイクの周囲の音全てを拾い、単一指向型はマイクに向かってしゃべった音だけ拾います。生活音が入っても良いなら前者にしましょう。
ゲーム音とマイク音の合成
ここからはRealtekコントローラーを利用します。基本的に他社製サウンドカードでも大体の設定は同じです。
まずはDSのヘッドホン端子をサウンドカードのライン入力に繋ぎます。ライン入力が無いか埋まっているようならその他の入力端子でも結構です。大抵は音が取れます。

このように、サウンドコントロールを見れば、どの色がどう対応しているのかわかる上に、実際に利用している端子が明るく表示されます。
そして、ミュートを外して実際にPCのスピーカーから聞こえるか確かめましょう。聞こえたらOKです。 次にマイクをマイク入力へ繋ぎます。同じようにPCのスピーカーから音がでるか確かめますが、マイクに向かってしゃべってもほぼ同時にスピーカーから出るため判断しづらいです。
そこで、マイク部を適当に指でこするなり、息を吹きかけましょう。これなら間違える心配はありません。 DSとマイク、両方の音がPCのスピーカーから出ていることを確認したら次へ。
ステレオミックスのみを録音する

サウンドの設定で再生部と録音部に分かれていると思います。
再生部はPCのスピーカーから出る音です。その中でもWAVEはメディアプレイヤーで再生した曲、動画、ゲーム音等、全てのサウンドのコントロールです。WAVE以外のマイクボリューム等はWAVEからは独立しているため、個別に音量の調節が可能です。
録音部は、キャプチャソフトで録音する場合に渡す音です。その中でもステレオミキサーは、再生部で再生されている全ての音、つまり、スピーカーから出ている全ての音です。
Realtekでは録音部にCD・ライン入力・マイク・ステレオミックスの三種類しかありません。
再生部のマイクをミュートにして、録音部のマイクのミュートを外した場合、マイクに喋ってもスピーカーからは出ませんが、録画したファイルには声が入っています。
今回はPCのスピーカーから出た音全てを配信に乗せるので、録音部はステレオミックス以外ミュートにします。再生部と録音部の両方でマイクのミュートが外れていたりすると音がおかしくなってしまうので注意が必要です。
細かい音量調節
FaderControllerを利用します。このソフトを導入すると、数値で音量を設定できるようになります。実際に配信テストをしてみて、丁度良い音量を探しましょう。その数値をメモしておけば、いつでも音量を元通りにできます。
配信する
あとは配信するだけです。ここら辺はその他サイトが詳しいのでそちらを参照してください。
- ニコニコ生放送配信方法
- ユーザー生放送 SCFH DSF設定方法
- VIPで初心者がゲーム実況するには@ Wiki - ニコニコ生放送
- インターネット中継するための,配信のキホン:第1回 Ustream.tvでデスクトップの映像を配信してみよう
TIPS
カメラの競合について
Webカメラによっては、同社製品を繋いで、同じプレビューソフトで見ようとすると、片方しか認識されない場合があります。自分の手持ちではQCam Pro 9000とPS2 EYETOYが競合しました。
この場合はキャプチャソフトを変えることで動作しました。片方はPecaTV、もう片方をAMCapにするなどです。
カメラによって異なると思われるので、DSの2画面配信を行うような場合には注意が必要です。
CPU負荷について
Webカメラのプレビューにffdshowフィルタをかけると、CPUに負荷がそこそこかかります。カメラ2台にするとさらに負荷がかかってしまいます。そのような場合は以下の方法を試してみてください。
fpsを落とす
キャプチャ設定からfpsを20.0や15.0に落としましょう。DSの場合、サブ画面なら多少fpsが低くても問題無いはずです。
フィルタを減らす
フィルタの中にはかなりの負荷がかかってしまうものがあります。メイン画面だけフィルタをかけるなどしてみましょう。
ノイズを減らそう
Webカメラやマイクなどはノイズの影響を受けやすく、映像が荒れたり、音声に「サーー」っといったノイズが乗ったりします。
PCの近くにテレビや電子レンジ等のノイズの発生源があるとノイズの影響を受けてしまいます。
また、接続場所を変えるのも少しは効果があります。PCケース前面の端子はマザーボードに到達するまでにある程度のケーブルを経由するので、そこをノイズにやられてしまいます。
そこで、PCケース背面の端子ならばマザーボードに直結してるのでノイズの影響を最も少なくすることが可能です。
カメラ紹介
ロジクール Qcam Pro 9000 [QCAM-200S]。実売価格7000円前後。(前回紹介時よりさらに1000円近く下がりました。)
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